Assets in global exchange-traded funds (ETFs) rose from about $70 billion in 2000 to more than $4.5 trillion by the end of 2017. www.etf.com |
ソース:「
The Impact of Flows into Exchange-Traded Funds: Volumes and Correlations」(Ananth Madhavan、Daniel Morillo、The Journal of Portfolio Management 2018年夏号)
・株式間の相関係数は上昇しているが、パッシブ運用が広まっているためで、ETF のせいではない (2014〜2017年の相関係数は下落している)
・相関係数は、市場のボラティリティの時系列変動に左右される
・相関係数は、マクロ環境の不安定性で説明できる。ETF は低コストで便利なため、情報を価格化するために使用される
・マクロ環境は、株式のリターンと取引高で左右される (ETF が株式の取引高を減らしているという証拠はない)
・アルファ (銘柄選択によるリターン) は、分散が大きいほど得やすく、インデックスの状態を反映しない
・ボラティリティとリスクが大きい時はアルファを得にくい
逆に言うと、ETF の副作用として挙げられているのは、
・相関係数が上がる
・原資産の出来高が下がる
・アルファが小さくなる
ってことですかね。