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ソース: Is Our Favorite Emerging-Markets Equity ETF Getting Riskier? (Morningstar.com)

シーゲル派におなじみの WisdomTree Emerging Markets High-Yielding Fund ETF (DEM) のリスクが上がっていることを指摘した記事です。

乗り換え先としては iShares MSCI Emerging Markets Minimum Volatility Index Fund ETF (EEMV) と EGShares Emerging Markets Consumer ETF (ECON) が紹介されています。

DEM のおさらい

DEM のポートフォリオは次のように決まります。

・過去12か月の、通常の現金配当が500万ドルを超えている

・時価総額と流動性が一定の基準を超えている

・配当利回り上位30%を選択

・過去12か月の配当支払額で加重する

配当加重の落とし穴

長期的に利益を上げ、配当を持続するのが優良企業と考えるわけですが、実は、新興国企業の配当方針は経営状態ではなく政治次第だったりします。

・台湾では、企業が配当を支払わずに余剰金として残すと課税されます

・ブラジルでは、利益の25%以上を配当するように規制されています

・ロシアでは、海外投資家を誘致するために国営企業の配当が強制的に引き上げられました

2012年5月のリバランス

2012年のリバランスでは、ロシアの配当事情を反映して、ロシア企業の比重が大きく上がりました。
また、中国の株価の低迷を反映して配当利回りが上がった中国の銀行の比重も大きく上がりました。

これらのリバランスの結果、DEM のボラティリティは以前よりも大きくなっています。

企業経営よりも政治リスクが配当に与える影響が大きくなり、それが DEM にも反映されていることが、ソース記事の指摘しているリスクです。

関連記事:
台湾は配当株に優しい
DEM のリバランス(2012年6月)

【2月9日の追記】
Emerging Market Dividend ETF Trouncing the Competition (ETF Trends)

こちらでも中国とロシア企業の比重が高くなったことを危惧しています。