2019/09

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ソース: 社員がアルバイトになりたがる不思議な会社 (橘玲 公式サイト)

飲食業界のブラック企業は、残業代をいっさい払わずに正社員を使い倒すことで人件費を抑えようとしています。当然、こんな労働環境では働く気はしませんから、新卒で入社した社員の大半は半年もたたずに辞めていきます。

スタッフが次々といなくなれば店を回していけません。ハローワークに求人を出したとしても、正社員になりたい若者が押し寄せてくるわけではないからです。

こんな時、困り果てた店長はどうするのでしょうか。実は、辞表を出した社員に「アルバイトで残ってくれないか」と懇願しているのです。

アルバイトは時間給ですからサービス残業はありません。そのうえ深夜勤は応募が少なく、アルバイト代は時給1200円程度まで上がっています。正社員と同じ仕事をアルバイトでやれば月収が1.5倍になり、場合によっては店長の年収を超えてしまいます。こうして、「正社員がアルバイトになりたがる」という不思議な現象が起きるようになったのです。

orz が昔勤めていた会社 (飲食業界ではありません) も似たところがあって、コネがなければ、原則8年間の非正規雇用の後に正社員になる決まりでした。
(当時の法律では合法です)
ただ、非正規社員には残業代が出ますが、正社員は年俸制のため、非正規社員から正社員に変わると収入が激減する仕組みで、ほとんどの人が辞めていきました。

つまり、年功序列が今よりも強かった当時、30代半ばになってこれから給料を上げないといけない時期に辞めてくれるので、会社としては大助かりだったわけです。

また、一時的に収入が激減しても仕事を続けたいという人は、それだけその仕事にやりがいを感じていたり、才能があったりするわけで、数年間、低収入を我慢できれば、その後はまぁまぁの高収入が期待できました。

わざと低収入の時期を設定して、長期的に雇いたい社員を選別するフィルターだったわけですね。