2018/10

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9月29日の日本経済新聞に「変わらない信念、国際分散投資。」という日興コーディアル証券の広告が掲載されていました。
その中に、主な金融商品の1994年から2007年8月までのパフォーマンス表が載っているのですが、円建てです。気に入りません。

たとえば、円が10%下がったときは、投資対象も10%上がって初めてスタートラインに立つべきだと思ったので日本銀行のホームページで
円の実質実効為替レートを調べ、その分(-3.86%)を調節しました。つまり、その当時の貿易量や購買力を考慮して複数の通貨を組み合わせて
持っている人から見たパフォーマンス表のつもりです(時間をかけて作ったけど自信なし)。


ベンチマーク1994年〜2007年8月の平均パフォーマンス標準偏差
日本株式配当込みTOPIX-0.41%28.0%
先進国株式MSCI 世界株式指数(日本除く)8.71%19.3%
新興国株式MSCI エマージンマーケッツ7.34%26.8%
日本債券Citigroup Japan WGBI-0.73%9.6%
先進国債券Citigroup 世界債券指数4.09%8.8%
高利回り債券Lipper Global Bond USD High Yield 1.38%12.4%
新興国債券JPM EMBI Global Divesified8.89%17.6%
グローバルCBLipper Global Bond Convertibles 3.29%9.1%
グローバルREITS&P/Citigroup World BMI REIT12.02%17.5%
商品Dow Jones AIG Commodity8.25%16.6%
実質実効為替レート日本銀行-3.86%


一般に、株式の期待リターンは年6%程度、債券のそれは年4%程度だそうで、この表でも、まぁ、そんな感じになっていますね。

標準偏差(リスク)も考えると、先進国株式と先進国債券とグローバルREITが、まず投資すべき対象になりそうです。

一方、この表を見る限り、日本の株式や債券は投資すべきではないという結論が出ます。

いくつかの組み合わせで相関関係(CORREL)も調べましたが、先進国株式とグローバルCBの相関が0.87と高く、リスクの分散になりません。

相関が低い組み合わせとしては、「新興国株式と先進国債券:-0.35」「新興国株式と商品:0.18」「新興国株式とグローバルREIT:0.2」あたりが
(・∀・)イイ!!感じです。

・投資すべき対象としては、「パフォーマンスが高く標準偏差が小さい」ものを、相関関係が低い(同時高・同時安になりにくい)組み合わせで探すことになります。
・FXは、こうしたケースでは投資対象になりません。金利が高い(インフレ状態にある)通貨は、その分通貨安になるので、長期的には結局同じになるからです。
・FX的に言えば、その当時の貿易量や購買力などから決定された多通貨の組み合わせをベースにしている人が円を買った場合の結果が、実質為替レートになります(自信なし)。